原木市場とは

 私たちの生活の中にはたくさんの「木」が使われています。いろいろなものがありますが、最も身近で最も大きなものは「家」だと思います。木は当然山にありますので、山から家になるまでのプロセスを通して「原木市場」とは何かを説明したいと思います。

 まず流通の一番上に「山」があります。そこで立木を伐採し「原木市場」へと運んでいきます。山から集まった丸太は樹種も大きさもバラバラです。さらに真っすぐな丸太、曲がった丸太、傷のある丸太、いろんな丸太があります。そこで原木市場では樹種、径級、適用(直・曲・大曲・傷)ごとに仕分けをし、付加価値を高めます。仕分けした丸太を市で競りにかけ、「製材工場」「集成材工場」「合板工場」「輸出業者」等の方々へ販売します。その後、丸太から製品となった木は「製品市場」や「プレカット工場」等へ流通し最終的には「工務店」「ハウスメーカー」と流れ「家」となっていくのです。

 一時期、原木市場を流通から外した方が山にお金が残るのではないかという議論がありました。しかし多種多様な丸太及び製材工場がある中で、仕分け作業というのは欠かせません。それなら山で仕分けをすればいいのではという声もあり、実際に山の中で仕分けすることも極稀にあります。しかしそれには、スペースや技術力、搬出道等の問題があり、ほとんどの山で現実的ではありません。このような現実を前に「原木市場不要論」の声はすぐに小さくなり、私たち原木市場の社会的存在意義を改めて認識し、社会に貢献していく思いであります。